ドバトは自然界には存在しない
都会にいるハトと言えば、だいたいこの「ドバト」のことを指します。

ドバトの先祖はアジアやアフリカ、ヨーロッパに昔からいる「カワラバト」です。
カワラバトは飼い鳥として、多くの家で飼われていました。
(ちなみに、人間がカワラバトを飼い始めたのは紀元前3000年頃から)
食用や観賞用、通信用、レース用、軍用など様々な使われ方をしていました。
そのうち、通信用というのが伝書鳩のことです。
もちろん、日本にも輸入されます。
なぜ野生化したのか
伝書鳩、レース用のハトが逃げ出したのが原因だと言われています。
あとは、オリンピックなどの式典で放たれたハトが野生化したのかもしれません。
そしてこれらが、野外に逃げ出して繁殖したものがドバトなのです。
身近なハトを見分ける
まず、日本には約6種類から8種類のハトがいます。
その中でも、よく町の中で見かけるのが、キジバトとドバトです。
見分け方を紹介します。
〈キジバトの特徴〉
・首の縞模様
・羽が鱗っぽい

キジバトの特徴に当てはまらないものは、だいたいドバトです。
〈ドバトの特徴〉
・首が緑っぽい
・全体的に灰色
キジバトは単独か2羽でいることが多いです。
それに対して、ドバトは群れでいます。
終わり!